中小企業が活用すべき補助金・助成金制度まとめ【上限金額と要件を解説】

中小企業が活用すべき補助金・助成金制度まとめ【上限金額と要件を解説】

「新型コロナウイルス感染症の影響により売上が低迷している」と困っていませんか。

政府は中小企業を支援する策として、いくつもの補助金・助成金を用意しています。

補助金・助成金は原則返済する必要がなく、自己負担を抑えつつ設備投資や商品開発などに取り組めます。

そこで今回は中小企業が活用すべき補助金・助成金制度をまとめたので、利用できるものがないか確認してみてください。

IT導入補助金

IT導入補助金(正式名称:サービス等生産性向上IT導入支援事業)はIT導入にかかる費用を最大150万円支援してくれる制度です。

バックオフィス業務の効率化を考えているならソフトウェアやクラウドサービス導入を検討してみましょう。

補助上限150万円(通常枠A類型)
補助率2分の1(通常枠A類型)
対象者中小企業、小規模事業者
主な要件ITツール導入により生産性向上を目指す
対象経費
  • ソフトウェア購入費
  • クラウド利用料
  • 導入関連費
公式サイトIT導入補助金

ものづくり補助金

ものづくり補助金(正式名称:ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)は、新製品や新サービスの開発に取り組む中小企業に対して、最大1,250万円を補助する制度です。

「最新設備を導入したいが資金不足」「新商品のアイデアはあるのに既存システムでは実現できない」といったケースに向いています。

研究員:柳沢
設備やシステム導入の負担を軽減できるとして、毎回多くの事業者が申請しています。
補助上限1,250万円(通常枠、従業員21人以上)
補助率2分の1(通常枠)
対象者中小企業、小規模事業者
主な要件
  • 新商品開発に必要な設備やシステムを導入する
  • 給与支給総額を年率平均1.5%以上増加
  • 事業場内最低賃金を地域別最低賃金+30円以上とする
  • 事業者全体の付加価値額を年率平均3%以上増加
対象経費
  • 機械装置・システム構築費
  • 技術導入費
  • 専門家経費
  • 運搬費
  • クラウドサービス利用費
  • 原材料費
  • 外注費
  • 知的財産権等関連経費
公式サイトものづくり補助事業公式ホームページ ものづくり補助金総合サイト

小規模事業者持続化補助金(一般型)

小規模事業者持続化補助金(一般型)は、販路拡大に取り組む小規模事業者を対象に最大50万円を支援する制度です。

小規模事業者かどうかは、「商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律」において判断されます。

研究員:柳沢
例えば商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)の場合、常時使用する従業員の数が5人以下と定められています。
補助上限50万円(通常枠)
補助率3分の2(通常枠)
対象者小規模事業者(例:サービス業なら従業員5人以下)
主な要件
  • 販路開拓や業務効率化に取り組む
  • 商工会・商工会議所の支援を受ける
対象経費
  • 機械装置等費
  • 広報費
  • ウェブサイト関連費
  • 展示会等出展費(オンラインによる展示会・商談会等を含む)
  • 旅費
  • 開発費
  • 資料購入費
  • 雑役務費
  • 借料
  • 設備処分費
  • 委託、外注費
公式サイト小規模事業者持続化補助金(一般型)

事業再構築補助金

事業再構築補助金とは、コロナの影響で売上が減った中小企業が事業転換などを行う場合に支援する制度です。

施設や事務所の建設・改修も建物費として経費に含まれるため、他の補助金・助成金よりも上限が高額に設定されています(通常枠で従業員101人以上なら最大8,000万円)。

大規模な業務転換を検討しているなら、ぜひ利用しましょう。

補助上限8,000万円(通常枠、従業員101人以上)
補助率3分の2(通常枠)
対象者中小企業、中堅企業
主な要件
  • 3か月の合計売上高が、コロナ以前(2019年又は2020年1月~3月)の合計売上高と比較して10%以上減少している
  • 事業再構築(新分野展開・事業転換・業種転換・業態転換・事業再編)を行う
  • 事業計画書を認定経営革新等支援機関等と共同で策定する
対象経費
  • 建物費
  • 機械装置、システム構築費(リース料を含む)
  • 技術導入費
  • 専門家経費
  • 運搬費
  • クラウドサービス利用費
  • 外注費
  • 知的財産権等関連経費
  • 広告宣伝、販売促進費
  • 研修費
公式サイト事業再構築補助金

キャリアアップ助成金

キャリアアップ助成金は正社員化や処遇改善に取り組む事業主に対して、助成金を支給する制度です。

いくつかコースがあり、それぞれ要件や上限金額が異なりますが、今回は「正社員化コース」について説明します。

正社員化コースでは非正規雇用から正規雇用へ切り替えた場合、一人当たり57万円を受け取れます。

補助上限一人当たり57万円(有期→正規)
補助率なし
対象者雇用保険適用事業所の事業主
主な要件
  • 雇用保険適用事業所ごとに、キャリアアップ管理者を置いている
  • キャリアアップ計画を作成し、管轄労働局長の受給資格の認定を受けている
対象経費
  • 雇用費用
  • 練費用
公式サイトキャリアアップ助成金

まとめ

今回は中小企業が活用すべき補助金・助成金制度をまとめました。

中小企業が活用すべき補助金・助成金

  • IT導入補助金
  • ものづくり補助金
  • 小規模事業者持続化補助金(一般型)
  • 事業再構築補助金
  • キャリアアップ助成金

それぞれ上限金額や要件が異なるため、気になるものがあれば公式サイトで詳細を確認してみてください。

研究員:柳沢
補助金や助成金をうまく使って、事業拡大・事業再生を目指しましょう。