【コロナ借換保証】ゼロゼロ融資の返済が苦しい方へ借換保証制度を紹介

【コロナ借換保証】ゼロゼロ融資の返済が苦しい方へ借換保証制度を紹介

ゼロゼロ融資を利用した方、そろそろ返済が始まるのではないでしょうか。

「新型コロナウイルス感染症の影響は強く、売上がなかなか戻らない状況で返済していくのは厳しい…。

そう考えている経営者に朗報です。

返済の負担を軽減できる「コロナ借換保証」が、2023年1月10日に始まりました。

今回はコロナ借換保証の特徴を分かりやすく説明しますので、ぜひ利用を検討してみてください。

コロナ借換保証とは

「コロナ借換保証」とは、要件を満たした中小企業が、低い信用保証料で借入できる制度です。

コロナ借換保証が創設された背景には「ゼロゼロ融資」があります。

ゼロゼロ融資とは新型コロナウイルス感染症の影響を受けて売上が減少した事業者を支援する融資です。

利子も担保も必要なく、最大3億円(個人事業主は最大6,000万円)を借入できるとして、多くの事業者が利用しました。

しかし借入ということは返済しなければいけません。

返済時期は事業者によりますが、2023年7月から2024年4月に集中すると考えられています。

いまだコロナの影響を受け、売上が戻っていない企業にとっては返済が始まれば経営が苦しくなってしまいます。

そこで中小企業庁が用意したのが「コロナ借換保証」なのです。

コロナ借換保証の要件・限度額

コロナ借換保証の概要は以下の通りです。

保証限度額1億円
保証料0.2%など
対象者売上または利益率が5%以上減少している事業者
条件・経営行動計画書を作成する
・金融機関の伴走支援を受ける
保証期間10年以内
据置期間5年以内
取扱期間2023年1月10日〜2024年3月31日(予定)

詳しくは民間ゼロゼロ融資等の返済負担軽減のための保証制度(コロナ借換保証)を開始します。をご覧ください。

コロナ借換保証の特徴

コロナ借換保証について、知っておきたい特徴をまとめました。

「うちの会社は申し込めるのか」「自社は利用したほうがいいのか」など確認してみてください。

特徴1.対象は売上が5%以上減少している事業者

コロナ借換保証が利用できるのは「売上または利益率が5%以上減少している事業者」です。

①セーフティネット4号の認定(売上高が20%以上減少していること。最近1ヶ月間(実績)とその後2ヶ月間(見込み)と前年同期の比較)

② セーフティネット5号の認定(指定業種であり、売上高が5%以上減少していること。最近3ヶ月間(実績)と前年同期の比較) ※①②について、コロナの影響を受けた方は前年同期ではなくコロナの影響を受ける前との比較でも可。

③ 売上高が5%以上減少していること(最近1ヶ月間(実績)と前年同月の比較)

④ 売上高総利益率/営業利益率が5%以上減少していること(③の方法による比較に加え、直近2年分の決算書比較でも可)

引用:民間ゼロゼロ融資等の返済負担軽減のための保証制度(コロナ借換保証)を開始します。

その上で「経営行動計画書の作成」と「金融機関の伴走支援を受けること」が必要です。

つまりまとめると、現在売上が低下しているが、今後も事業を継続するつもりがあり、経営改善にも取り組む事業者が対象となります。

特徴2.保証限度額が1億円と高い

コロナ借換保証の限度額は1億円です。

この金額は民間ゼロゼロ融資の上限金額6,000万円を超えており、借り換えと同時に資金調達も可能なのです。

これを機会に必要な設備に投資したり、新規事業を始めたり、会社の経営を安定化させるための戦略を立てるのも良いでしょう。

研究員:柳沢
コロナ借換保証をうまく使えば資金繰りの改善につながり、倒産も回避できるでしょう。

特徴3.保証料率が0.2%程度と低くなる

「信用保証料」とは中小企業や個人事業主が融資を受ける際に、信用保証協会に保証人になってもらうための費用です。

融資の審査では返済能力がチェックされるため、「保証人や担保が用意できない」「財務状況が芳しくない」事業者は審査に落とされてしまう可能性が上がります。

このとき信用保証協会を利用すれば、万が一返済できなくなった場合でも信用保証協会が代わりに返済します。

よって未回収リスクが下がり、金融機関から融資を受けられるようになるという仕組みです。

ただし、信用保証料の料率は通常1.9%〜0.8%程度です。

融資金額が増えればその分保証料も増えますから、少しでも出費を抑えたい経営者にとっては痛い出費でしょう。

そこでコロナ借換保証では信用保証料の料率を0.2%程度とし、返済の負担を軽減できるようにしました。

研究員:柳沢
「借入したいけど保証料率が気になる…」という方も、一度コロナ借換保証を検討してみてくださいね。

特徴4.融資期間は10年以内(据置期間5年以内)

コロナ借換保証の保証期間は10年以内で、据置期間は5年以内です。

据置期間とは簡単に言えば「元金(借りたお金)は返済しなくてよく、利息のみ返済する期間」です。

コロナ借換保証を活用すると、実質的に最大5年間、元金の返済を遅らせることができます

資金繰りの心配をしないで事業に集中できるのは経営者にとって助かりますよね。

まとめ

今回はコロナ借換保証の特徴を分かりやすく説明しました。

コロナ借換保証の特徴

  • 特徴1.対象は売上が5%以上減少している事業者
  • 特徴2.保証限度額が1億円と高い
  • 特徴3.保証料率が0.2%程度と低くなる
  • 特徴4.融資期間は10年以内(据置期間5年以内)

資金繰りが苦しい中ゼロゼロ融資の返済も始まれば、どんどん資金繰りが悪化してしまいます。

研究員:柳沢
会社を守るひとつの手段として、ぜひコロナ借換保証を検討してくださいね。