自社の経営状況が厳しいからか、銀行融資に申し込んでも断られてしまった…そんな経営者におすすめなのが「ファクタリング」です。
ファクタリングなら他の融資が受けられない状態でも資金調達できる可能性があるため、ぜひ検討してみてください。
そこでこの記事では、ファクタリングが赤字決算や債務超過の企業でも利用できる理由、ファクタリングを利用するメリットについて解説していきます。
赤字決算でもファクタリングが利用できる理由
赤字決算・債務超過の会社でもファクタリングが利用できる理由はこちら。
赤字決算でもファクタリングが利用できる理由
- 理由1.重視されるのは取引先の信用力
- 理由2.経営者の信用情報は原則確認なし
- 理由3.消費者金融からの借り入れも影響が少ない
詳しく見ていきましょう。
理由1.重視されるのは取引先の信用力
資金繰りに苦しむ企業は、銀行融資を相談しても断られるケースが多いでしょう。
ファクタリングなら自社の経営状態が悪化していても利用できる可能性が高いので、ぜひ申し込んでみてください。
ファクタリングの審査で重要なポイントは「取引先(売掛先)の信用力」です。
ファクタリング会社は取引先から回収するため、取引先が支払い能力を持っているかどうかを見ます。
理由2.経営者の信用情報は原則確認なし
会社が赤字決算や債務超過の場合、経営者個人も金銭的に困っているかと思います。
経営者個人の信用情報に傷がつくケース
- ローンの返済が滞っている
- (長期間未払いによる)クレジットカード強制解約
- 携帯電話や光熱費の滞納がある
- 裁判所からの差し押さえや競売による売却が行われた
- 過去に個人再生や自己破産を申し立てた
ひとつでも当てはまる場合は信用情報に傷がついてます(いわゆるブラックリスト)。
銀行融資に申し込んでも「経営者個人の信用度が低い」と判断され、断られてしまうでしょう。
しかしファクタリングでは取引先の信用力が重要なポイントなので、経営者の信用情報は基本的に確認されません。
赤字決算や債務超過に加えて、クレカの滞納・ローンの未払いなどがあったとしても、ファクタリングは利用できる可能性があります。
理由3.消費者金融からの借り入れも影響が少ない
「赤字決算や債務超過のために銀行融資を受けられなかった、でもお金は必要…」というケースでは、仕方なく消費者金融を利用した人もいるでしょう。
消費者金融はスピーディーに資金調達できるものの、利用履歴が残るため他の審査に響きます。
特に銀行は「消費者金融に借りたということは、他の銀行や信用組合からも断られたのでは?」と考えます。
このようなリスクの高い会社への融資は慎重になるでしょう。
一方で、ファクタリングでは消費者金融からの借り入れがあってもあまり関係なく、取引先の信用力をもとに融資判断がされます。
赤字決算でファクタリングを利用するメリット
ここまで赤字決算・債務超過の会社でもファクタリングなら資金調達できる確率が高い、という内容を説明しました。
ここからは経営が芳しくない状況でファクタリングを利用するメリットを紹介していきます。
「ファクタリングにあまり良いイメージがないなぁ」「本当に利用して大丈夫かな?」と悩んでいる方は参考にしてみてください。
メリット1.最短即日現金化
ファクタリングは売掛金をファクタリング会社に譲渡することで現金化します。
ファクタリング会社は独自の審査を行っており、最短で即日、通常3〜4営業日で現金が手に入ります。
この仕組みのおかげで、売掛金の支払期日を待たずに済むのです。
従業員への給料や取引先への支払いとして今すぐにお金が必要な時でもファクタリングなら間に合うでしょう。
メリット2.取引先や銀行にバレない
ファクタリング利用が取引先や銀行にバレると「そこまで資金に困っているのか」と疑われるリスクがあります。
今後の取引を減らしたり打ち切ったりされたら…と考えると、できれば知られたくないのが本音ですよね。
3社間ファクタリングは取引先にも通知が必要ですが、2社間ファクタリングはファクタリング会社と利用会社での取引です。
2社間ファクタリングなら取引先にも知らせずに資金調達できるため、自分から言わない限りバレないのです。
また、ファクタリングは融資ではないので決算書類にも信用情報機関にも載せる必要はなく、銀行に知られる心配もありません。
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まとめ
今回はファクタリングが赤字決算や債務超過の企業でも利用できる理由と、利用のメリットを紹介しました。
赤字決算でもファクタリングが利用できる理由
- 理由1.重視されるのは取引先の信用力
- 理由2.経営者の信用情報は原則確認なし
- 理由3.消費者金融からの借り入れも影響が少ない
経営が苦しい時こそ資金調達したいところですが、銀行はそういった会社になかなか融資してくれません。
一方ファクタリングは自社の経営があまり良くなくても、取引先の信用力を活かして資金調達が可能です。
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